“O sleep, O gentle sleep, Nature's soft nurse”
これはウイリアム・シェイクスピアの言葉です。
「ああ眠りよ。ああ優しい眠りよ。
汝は自然が与えし優しき養母」
僕が訳すと、こんな感じになります。
古来、いや現在に至っても夢というものは
完全に解明されていません。
夢は、眠りの劇場です。
そして良い夢を見た朝は、
なんとも満ち足りた気分になるものです。
2005年12月5日
英国ロンドンのキングスヘッド劇場で
『HYPNAGOGIA』は誕生しました。
初演はストレートプレイとして上演され、
のちに音楽朗読劇となり
昨年は、楽器だけでなく歌曲を加え、
歌う音楽朗読劇となりました。
まるで夢が、無限の空想力の中で、
どんどん姿を変えるように
この物語も様々な姿を持ちます。
物語の誕生から20年…
原点回帰という意味も込めまして
今回、歌唱は入りません。
そして、声のみの芸の妙技を
お楽しみいただきたいと思います。
北欧ではオーレ・ルゲイエという妖精が
魔法のミルクを子供たちの目に落とし
眠りに誘うそうです。
我々スタッフキャスト一同
オーレ・ルゲイエになり
皆様のご来場をお待ち申し上げております。
原作・脚本・演出
藤沢文翁
2025年7月12日(土)〜13日(日)
イイノホール(東京・霞が関)
【原作・脚本・演出】
藤沢文翁
藤沢文翁